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高いエアロパーツと安いエアロパーツ あなた様は・・・

更新日:2月4日

最近は純正オプションパーツの製品向上のおかげで一から調べて取るエアロパーツなどほぼ無縁な生活でした。製品の向上といっても色々ありますが一番は

デザインが社外品に引けを取らない、そして材質の改良等により割れにくい!

まあ企業努力の末メーカーがおいしいとこを全て持っていく

お金があれば何でもできるの構図となり社外メーカーの衰退が止まらないのが現実の世の中。


まあ前座はこの辺にして久々に短期間の間に社外のエアロ部品に関わる事があったたので

興味が少しでも沸く方は下手くそな文面に最後までお付き合いください。


まず高いエアロ メーカー名は避けておきますがトヨタ系を得意としているパーツメーカー様のフロントバンパースカートを色々なメーカーから選び入手する機会がありました。

高いと言っても一桁万円台の良心的な価格でしたので注文時にも特に高いという意識はなく

ただただデザインで選んだ一品(車種が車種な為好き放題選べないのが本音。。。)

でした。ひと昔、、、いやふた昔にエアロパーツが全盛の時代があり、その時代に携わった者からすればエアロ=めんどくさ”のイメージが焼き付けられていたので今回も有名メーカー品とは言え苦労はするのだろうと覚悟の上の購入でした


新品が到着しフィッテングという聞こえの良い行為から入っていく。要はエアロの大本の型と違い幾度もコピー作成(聞こえは悪いがスペアーキーをコピーするとずれていくようなもの)させてきたものを現車に合わせ建付けをとるのだがまあ大体は削る、引っ張る、加工するなどの一から合わせに近い作業が社外エアロを購入する上でのセット作業は不可欠な訳です。


そんな覚悟もあったので今回の物も元々期待はしていなかったのですが




あれ、ぱっと見で出来よさそう??いやいや見た目でだまされてはと思い現車に取り付けると、あれ、すんなり入るしぼぼ純正の取り付け位置で固定できそう。

実際現車に取り付けなければ分からないのは正直なとこですがこの商品は黒ゲルコート仕上げとは言え、表面に細かい巣穴などもほぼなくライトと隣接部にバリ取りぐらいでほぼフィッテングは完了してしまった。細かい部分を求めるなら純正パネルとのミリ単位の調整も必要かもしれないがそれを抜きにすれば開封後下処理プラスレベルですぐに塗装に回せてしまう状態で出荷されるレベルになっているとは感動のみ。

ただ単に自分が浦島太郎で月日と共にエアロも成長していただけなのかもしれないが今回には嬉しい誤算でした(たまたま当たり品節もあるかもしれませんが。。。)





塗装も一度で終了、もちろんゴミや肌調整の磨きがありますが通常の新品パネルと同様に作業が進む結果となりました。


では安いエアロを選択した末路、、、、、

とは言っても通販サイトなどを見てもわかるとおり価格はピンキリですね、

車種にもよりますが例えばアルファード系などはかなりの数が探せばヒッとすると思います。

本当はアルヴェル系で安価エアロ物件があれば良かったのですが今回は他車種での安価エアロの一例をご紹介します。

物は某有名メーカーのパクリ品??らしき物です。(ユーザー様がご自分で選びご購入をされたエアロです)

まあ形はそれなりのイケイケ風ですがぱっと見で気がついてしまいました。



黒ゲルの意味を全否定するかのような亀裂だらけ。反対側の画像を取り忘れましたがほぼ全面がこのような状態で出荷されてきました。普通の商品なら返品扱いですがユーザーがおそらくオークション系で購入しているので手間と同じ物を要求してもおそらく同様の物が送られてくるので仕方なく今回のみそのまま進行します。




まずはできる限りパテでの高さ調整は避けたいのでFRPの薄さの限界ぎりまで研ぎこみを。

(作業者さん、先の見えない作業をサンクス)




特に裏面から透き通るぐらい(実は光を当てるともれていた)酷すぎ。

仕方なく補強??的な処理実行


なんとか表面も形になりつつ!?てかまだ先が見えない気が・・・パンドラの箱を開けてしまった・・・

何度も修正を繰り返して頂きなんとか下塗りへ。



はい、やっぱし浮きました。元が粗悪のいい標本ですね。



一体いつになることやらの繰り返し作業中(現場の方には申し訳ない)



数回の下塗りをし、やっと本命の塗装へ。一度で決まる事を願って。



急激な乾燥さけ、やや焼きレベルで数日乾燥。

なんとか形になりました。遠目なのでぱっと見は普通ですが細かいR部などはやはり元の出来悪さからうねりや段差があります。

依頼事項的に達成しておりますので今回はこれにて終了しました。


細かいコメントは抜きにして単純に画像の枚数を比べて頂けるとなんとなくわかってもられるかと思いますがいいものわるいものの差がこれだけ出ます。


依頼する側は実作業はするわけではないので安ければと思う方が大半だと思いますが粗悪品をいくら直しても粗悪ですので多少の衝撃、あるいは振動でおそらく塗装面にクラックが

入る可能性は高いです。


元々エアロパーツなどレースなどの特殊な舞台での必要性から生まれた部品ですので、使い捨てか数回もてばいい感覚ですのでそこまで先を考えなければ上記のような作業を行う必要もありませんし、出来など二の次ですがマイカーとして装着される方は大体の方は一度取り付けたら破損をしないかぎりは乗り換えるまで装着されるかと思いますので長く乗られる事をお考えの方でこれからエアロを検討される場合は出来るかぎり商品へのリサーチをしそこそこしっかりとした商品を購入される事と願っております。


※フィッティング関連記載していませんでした、、、最悪ですと一言だけ。

(バンバーを固定する純正部品を数点外さないと寸法的に取り付け不可でした)


 
 
 

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